TVの占いのスタンスとは
朝の情報番組では、必ず占いのコーナーが用意されていますよね。
そして今日の○○座の運勢だったり、今日のラッキーアイテムなどが紹介されています。
例えば「今日運勢がいいのはふたご座のあなた、ラッキーアイテムはカフェラテ」などと紹介されていたとしましょう。
これから出かけるという場合、運勢がいいと言われたらちょっと嬉しい気持ちになりますし、何か今日はいい事がありそうと思いますよね。
そしてさらにいい事が起こるために、駅に行く途中のコンビニでカフェラテを購入して飲むかもしれません。
そんな日に限って、仕事がスムーズに片付いて残業せずに珍しく定時で帰宅する事が出来た場合、占いのおかげだと思うかもしれません。
しかし実際には、良い事がありそうと前向きな気持ちで朝スタートしたからこそ、仕事がはかどったのかもしれません。
それに今日はいい事がありそうと思っているからこそ、その日1日良い事探しをしているわけです。
別に占いの結果が悪い日だって定時で上がれる日はあるはずです。
つまり偶然が重なっただけなのに、占いに理由を求めてしまうため、占いが当たったと感じるわけです。
ですが占いが当たったと勘違いする事が何も悪い訳ではありません。
占いのおかげで、今日が1日楽しい気持ちで送る事が出来れば、十分ですよね。
でも、もしかすると逆のケースもあるわけです。
今日は1番運勢が悪いと朝から言われたら、あまり気分は良くありません。
そんな日に限って雨が降り、バスに1本乗り遅れて、会社に遅刻してしまった。
そうなれば、やっぱり占い通り最悪な1日だったと思うかもしれませんが、それだって週間天気予報で雨を予測していたら、いつもより10分早く起きて、時間に余裕を持って出勤する事だって本来出来たわけです。
つまり占いを言い訳にしているだけで、誰が悪いのかと言えば、遅刻したのは自分自身の責任だと言えます。