当たる占いとはいったいどういうものか

占いは当たるも八卦当たらぬも八卦というところがありますが、それでも占い師の評判のカギを握っているのは何と言っても当たる確率が現実なのです。

ですが、ちょっとした占いくらいでは、当たったとしてもやっぱり疑いが出てきますね。

そもそも生年月日や血液型くらいでその人の運命が決定されているのだとは現実的に考えるとどうも納得できないからです。

多少複雑な要素の合った占いでもそれは血液型占いの延長線上にあるようなお遊び感覚に思えてきます。

本当に当たる占いとはどんなものかというと、普遍的な答えや将来の見通しから、神秘的な予知というよりは社会学や人間学的な側面を強く持っているのだと考えられます。

当たることで評判の占い師さんには、これまでの人生経験や教養、深い洞察力によって培われてきた見識があるのでしょう。

だから、占いの世界でもまだ新人デビューしたばかりの人よりも、長年人の悩み相談に乗ってきたベテランの方が評判と実績が高いのです。

では、本当にその人ならではの運命っていうのは存在しているのかが気になってきますね。

それが名前の画数や生年月日だけで決まるとはさすがにいえませんが、これから怒る運命がある程度分かるのであれば、知っておきたいのが本音ではないでしょうか。

自分は運命の通りに動いているのか、それとも本当に主体的に生きているのかといった哲学的な悩みに直面している人もいるでしょう。

人相や手相が変化していくように、運命も知らず知らずのうちに変化して言っているのかもしれませんが、そもそも運命自体が確認できなければそれも分かりません。

ただ、今の自分の性格や境遇、悩みから、これからどんな風に出来事が動き状況が変わっていくのは予想できる部分もあります。

それをズバリと的中させていくのが、占い師のお仕事ではないでしょうか。

もともとは学問から生まれている方法なので、自分の事を詳細に分析して、これからに役立てられる側面も持っているのです。

占い師も無責任にインスピレーションだけであてずっぽうに言っているのではなく、本当に悩みの解決に協力的で、真剣にじっくりと考えてくれる人も、遠慮なく他の人では言えないような本質をズバッと指摘する人もいます。

ですから、全く占いを拒否するよりも、様々な人生経験から生まれた結果の智慧として生み出された手法として、参考にしてみるのもいいんじゃないでしょうか。